未成年者でもクレジットカードを使った現金化はできるの?

クレジットカードを使った現金化は簡単に現金を用意できるだけではなく、専門の業者もあって年々需要も高まっています。
ただ、未成年者にとってはそれほど簡単に利用できるわけではありません。
この記事では未成年者によるクレジットカード現金化について分かりやすく解説しています。

そもそも未成年でもクレジットカードは作れるの?

法律では20歳未満のことを"未成年者"といいます。
そのためクレジットカード会社では20歳未満を未成年者と扱い、年齢ごとに条件を設けてカードの作成可否を定めています。
20歳と同じ未成年でも18歳未満の場合はクレジットカードを作ることができないのですが、中学生を除く15歳~18歳未満で海外留学やホームステイの予定がある未成年者のみ親権者などが持っているクレジットカードの家族カードであれば作ることが認められています。
未成年者によるクレジットカードの作成についての詳細は以下をご覧ください。
  • 15歳未満:本カード ×、家族カード ×
  • 中学生を除く15歳以上18歳未満(海外ホームステイもしくは留学の予定あり):本カード ×、家族カード 〇
  • 中学生を除く15歳以上18歳未満(海外ホームステイもしくは留学の予定なし):本カード ×、家族カード ×
  • 高校生を除く18歳以上(一般カード・学生カード ※親権者の同意が必要):本カード 〇、家族カード 〇

未成年者でもできるクレジットカード現金化のやり方は?

自分名義のクレジットカードを持っている場合

①カード決済で商品を購入する
 クレジットカードのショッピング枠で現金化向きの商品を購入します。
②換金
 購入した商品をリサイクルショップなどで買取ってもらいます。
 ただ、未成年者からの買取を引き受けないケースもあるので、現金化をする際は念のため親権者の同伴があった方がいいでしょう。
③現金化完了
 クレジットカードの利用枠が換金されたら現金化は完了です。

家族カードを代理する場合

①カード所有者の同意を得る
 名義はカード所有者なので自分名義ではないクレジットカードの場合は代理として利用することとなり、親権者に現金化の可否を問う必要があります。
②商品の購入
 クレジットカードで現金化に向いている商品を購入します。
③換金
 購入した商品をリサイクルショップなどで買取ってもらいます。
 ただ、18歳未満からの買取は各都道府県の青少年保護条例に基づき保護者からの同意書(承諾書)と身分証明書などが必要になります。
④現金化完了
 クレジットカードの利用枠が換金されたら現金化は完了です。
自分名義のクレジットカードを持っていないといたる所で保護者からの同意が必要になってくるので、ちょっと手間がかかるだけではなく保護者に隠れて現金化をするというのが非常に難しいです。

未成年者がクレジットカード現金化をする際に注意しなくてはならないこと

未成年者がクレジットカード現金化をする際に注意しなくてはならないことは大きく分けて2つあります。
1つ目は"未成年者でも利用できる現金化業者は危ない"ということ。
クレジットカードの作成や未成年者からの買取を基本的に受け付けていないにもかかわらず、「未成年者でも利用できる」と謳っている現金化業者は非常に怪しくて危ないです。
なぜなら社会的に好ましくない取引を行おうとしているので、ルールや配慮、責任といった意識のない現金化業者だと考えられます。
「周りの人も使ってるし」「未成年者でもいいって」などという安易な考えで利用してしまうと現金が振込まれなかったり、クレジットカードが不正利用されてしまうといったトラブルに巻き込まれてしまうリスクがあります。
2つ目は"クレジットカード会社が現金化に対して警戒している"ということ。
これは未成年者だけに言えることではないのですが、クレジットカードというのは自分で使うものやサービスに対して使うというのが大原則です。
もっと分かりやすく言うと、自分では使わないものやサービスを購入してそれをクレジットカード会社が望んでいない売却をしてはいけないということです。
現金化をしていることがバレるとカード停止になり、そのカード会社自体を利用できなくされるケースもあります。
クレジットカードで現金化をする際は短期間で頻繁に現金化するのではなく、「どうしてもお金が必要でどうにもならない」という時にのみ利用しましょう。

まとめ

未成年者といっても大人と同じように"付き合い"があることによって時に現金が必要になることもあるでしょう。
でも、クレジットカードを使った現金化はリスクがあるだけではなく未成年者の場合何をするにも保護者の同意が必須です。
そのためこの現金化の方法はこっそり利用できる方法ではありません。
どうしても現金が必要になった時はまず保護者に「お金が必要になったから少し貰えない?」と相談しましょう。