お金と幸福度は比例する?調べてみると意外な事実が

おそらくほとんどの人が、お金持ちになりたいと考えていることでしょう。
お金があれば欲しいものは何でも買えますし、やりたいものもどんどんできます。
もし働かなくてもお金をもらうことができれば、ストレスのたくさんある仕事をしなくても済みますね。
お金はあればあるほど幸福度がアップするものなのでしょうか。
この記事はお金と幸福度の関係について解説したいと思います。

年収800万円が最も幸福度が高いってほんと?

ある有名な研究結果を紹介しましょう。
ノーベル経済学賞受賞者である心理学者ダニエル・カーネマン教授らによると「幸福度と収入はある程度比例するものの年収7万5,000米ドル(約800万円)で幸福度はほぼ頭打ちになる」ということが既に報告されています。
では日本人の私たちの幸福度と収入の関係はどのようになっているのでしょうか?
2019年に発表された「満足度・生活の質に関する調査」では、1万人を対象に世帯年収別に主観的な満足度を調査しました。
その結果実は世帯年収2000万円以上3000万円未満が6.84点と最もたかく、3000万円以上5000万円未満は6.60点、5000万円以上1億円未満6.50 点、1億円以上6.03点となりました。
年収3000万円をピークにして、幸福度が徐々に減っていっているのがわかるでしょう。
なぜこのような結果になったのかと言うと、おそらく年収3000万円未満の世帯であれば、欲しいものはある程度何でも購入することができます。
それ以上収入が増えても、購入できるものが大きく変わる事はありません。
きっと、それ以上稼いでいる人の多くは幸せであることは間違い無いとは思いますが、お金を稼いでも幸せには限度があるという虚しさに気がついてしまったのかもしれません。
、収入が低くて生活に必要なものを購入できないと幸福度が下がるのは間違いありませんが、お金があればあるほどどんどん幸せになると言うのは私たちの幻想に過ぎないようです。